様々な理由で仮面浪人する人がいますが、勢いだけで決めていませんか?
仮面浪人をする際には必ず自分だけで決めないようにしましょう。
特に仮面浪人に成功したからと言ってメリットしかないわけではありません。しかし、やはり仮面浪人するなら経験者としても成功してほしいと言う気持ちがあります。
そのため、今回は僕自信の仮面浪人の感想や仮面浪人の際に持っておいてほしい考えについて話していこうと思います。
筆者も仮面浪人経験者
実は筆者も仮面浪人経験者です。結果を先にいうと仮面浪人は
成功した
と思っています笑 やはり自分の中ではもう満足したと感じられるためです。
残念ながら第一志望の大学には落ちてしまいましたが、やはり自分的には仮面浪人ながらもやりきったと言う感情が大きいです。正直、仮面浪人なんて言ってしまえば自己満足以外の何者でもないので、どのような結果になろうとも自分が満足できたならそれでいいと思います。
僕が仮面浪人をすることによる落とし穴はやはりそこだと思うんですよね。
プロフィールにもある通り、自分は現役に受かった大学で2年目に仮面浪人を行い他大学に再入学したと言うなんとも頭のおかしい経験をしています。自分は機械工学を学びたかった(情報系でも良かった)という理由で他大学に入学し直したのですが、やはり仮面浪人するなら今の大学より少しでも良いところに行きたいと言う気持ちがありました。そのため第一志望を2回り程度上の大学にし、第二志望を少し上のレベルながらも確実に受かるようにしました。今思うとやはりこうしておいてよかったと思います。
仮面浪人を経たおかげで今の大学では楽しく過ごせていますし、モチベーションを以前よりも持てているのでこうやってブログをすることもできています。
とはいえ、もう二度と受験はしたくないですね。精神的にも肉体的にも疲れ果てました笑 受験へのストレスが無くなったおかげか体重が10kgほど減りました笑
とはいえ嬉しかったことだけではなく、もちろん後悔していることもあります。
特に僕に関しては二年時に仮面浪人をしたので再入学すると実質二浪していることになります。この年齢差が特に辛いですね・・・笑
幸い、友達作りや大学生活で困ることは今のところないんですが、卒業時には24歳で大学院に行こうものなら26歳になることを思うとなかなかしんどいところがありますね笑
また、就職は大丈夫なのかと言う漠然とした不安もあります。やはり現役で入っている人に比べて+2年で入っている人はいろいろな意味で厳しいように感じます。そのため自分の年齢とも相談して仮面浪人するようにしてください。
仮面浪人をする・成功させたい人に持っていてほしい考え
先程も書いたとおり、仮面浪人でいちばん大事なことはいかなる結果でもそれを受け止めて割り切れるかということです。この考えは是帯に持っていてほしいと思います。
もちろん仮面浪人を成功させるために入試本番までできる限りのことをすべてやるということがもちろん重要です。「仮面浪人 成功」などと調べると、仮面浪人を成功させるための秘訣などが様々なサイトに書かれているでしょう。
しかし、僕が言いたいのはそういったことではありません。ここでは仮面浪人を成功させるために必要なことではなく、仮面浪人を経て入試が終わったあとのことを考えていただきたいです。理由は簡単です。一年目に仮面浪人を失敗した際、もし割り切ることができないともう一年チャレンジしようという考えに陥る可能性が少ないながらもあるからです。
これは普通に浪人している人にも当てはまるのでは?と思う方がいると思いますが、もちろんその通りです。しかし、一年間の全てを大学受験に費やし精神をすり減らしながら全力を尽くした人と大学に通いながら単位を取りつつそれなりに大学を楽しみながら受験した人とではやはり心持ちが異なると思うんです。特に受験に失敗しても大学生活を続けられるという後ろ盾がある仮面浪人性はこの考えを持ちがちです。
もちろん、仮面浪人をしている人が危機感がないだとか軽い気持ちで受験していると言っているわけではありません。しかし、やはり気持ちが緩んでしまうということがあると思うのです。本気で仮面浪人を選んだ人はそんなことはないかもしれませんが、惰性で仮面浪人をすると必ず気の緩むときが来ます。
仮面浪人の際は、同年代の浪人生よりは常に劣っていると考えておきましょう。浪人生はあなたが大学に向かっているときも、授業を受けているときも友達と雑談しているときも、サークルで活動しているときも勉強しています。それが彼らの仕事のようなものだからです。絶対に慢心してはいけません、常に同じ大学を目指している浪人生よりは勉強できていないと思うようにしましょう。それぐらい仮面浪人は成功率が低いです。
と長々言ってきましたが、先程も述べた通りどのような結果であっても必ず受け止めましょう。いつまでも受験をしても何も変わらないですし、さっさと次のステージに進んだほうが良いです。
なぜ仮面浪人する人が跡を絶たないのか
僕の想いはここまでにして、次は【なぜ仮面浪人を選ぶ人がいるのか】について話したいと思います。あなたも何故仮面浪人したいのかもう一度考えてみてください。
第一、なぜしんどい思いをして仮面浪人する人がいるのでしょうか?その理由は多岐にわたりますが、
- 第一志望の大学に残念ながら落ちてしまった
- 純粋に浪人をさせてもらえなかった
- 学生生活の途中で別学部で学びたくなった
- 第一志望の大学への学歴コンプレックスが抜けきらないため
などいろいろな理由があります・・・。ここからは上記の理由を詳しく説明していきましょう。
第一志望の大学に残念ながら落ちた
まず仮面浪人をする人にとって一番に出てくる理由はきっとこれになると思います。だって第一志望に受かっていた仮面浪人なんて馬鹿なことしようと思わないですよね。
ですが僕のように仮面浪人をする人にとって、やはり簡単には諦めきれないところがあるんですよね。「あの大学に受かることだけを考えて頑張ってきたのに」と思う気持ちは痛いほどわかります。当の僕もそうでした。ですがやはりその大学に落ちたことには変わりないんですよね。ここで第一の分岐点となるのが、受験結果を割り切って受かった大学に通う人、第一志望合格に向けて純粋に浪人する人、受かった大学に通いつつ仮面浪人する道を選んだ人に分かれることだと思います。
純粋に浪人をさせてもらえなかった
実は僕はこれに当てはまります笑
やはり家庭によっては子供を浪人させる経済的余裕がなかったり(今は大学受験をさせてくれているだけでも十分ありがたいことだったと痛感しています)、単純に世間体が悪いという理由で浪人することに反対されるそうです。
ただ、経済的事情などややこしい話は抜きにして浪人することだけについての個人的な意見を述べると1年程度の浪人は全然悪いことではないと思います。ただ、浪人したからと言って絶対に受かるわけではないので落ちたときに今度こそ割り切れるかということが問題になってくると思います。
「仮面浪人をするのだけは絶対イヤだ!」と思っているのなら、もし説得できるなら親御さんを説得してみてください。僕がこれから書く内容を話して、「こいつのようにはなりたくない!」と言う想いを伝えるのも良いですし、他のブログにも仮面浪人について書いていらっしゃる方はたくさんいます。
学生生活の途中で別の学部で学びたくなった
これも当てはまります。
例えば、大学に入りたての頃は工学部で物理学や電気電子について学びたいと考えていた人でも、やはり環境の変化によってやりたいことは変化してくることはあると思います。例えば「農学部に移って生物について学びたい・・・」など。また、こう思う原因については主に「自分の思っていたことと学習内容が違う・・・」と入学前と入学後のギャップの差にあるのだと思います。
こういった人は仮面浪人だけではなく、学部編入も考えてどちらが良いのかも考えましょう。
第一志望の大学への学歴コンプレックスが抜けきらないため
これは最初の項目とほぼ同じです。
仮面浪人をする人は「あの大学に受かっていれば・・・」など第一志望だった大学に対しての学歴コンプレックスを感じるホトが非常に多いです。僕もそうでした。
そのため、「もう一度受けたら受かる」などと考えて仮面浪人を始めてしまう人が後をたたないのです・・・
大学の友達に仮面浪人していることを話すか否か
仮面浪人を今の大学の友達に告白するか否かはあなたが決めることです。
とは言っても基本僕はおすすめはしません。理由としてはいくつかありますが、
- 仮面浪人をよく思わない人ももちろんいる
- 友達以外に話が漏れる可能性アリ
- 仮面浪人に失敗したときに悲惨
などが挙げられます。
仮面浪人をよく思わない人ももちろんいる
例えばあなたがA大学で今仮面浪人をしているとしましょう。あなたはA大学を辞めてB大学に行きたいから仮面浪人をしていると友だちに話したとします。しかし、その友人にとっては今いるA大学は必死で頑張って入った大学であったため、わざわざなんで大学に入ってからも仮面浪人しているの?と言うなんとも言えない嫌な気持ちになってしまうかもしれません。
と、上の内容はあくまで一例ですが、こう感じる人は一定数います。友人Aにとっては自分が頑張って入った大学をないがしろにされるわけですからね。ただ単に反応に困ると言う人もいるでしょう。
僕の以前通っていた大学の友人たちもあまり仮面浪人に対して良いイメージがなかったと感じたので僕は仮面浪人しているとは言わず、仮面浪人が成功してから話しました。
あくまで一例だということは忘れないでください。真摯になって応援してくれる人たちもいます。
友達以外に話が漏れる可能性あり
あなたが友達だけに仮面浪人を打ち明けたとしても、その友達がつい口を滑らしたりあなたが打ち明けた内容をその場にいた別の人が聞いている可能性がないとはいきれません。
友達だけに打ち明けたいならメールなどの声に出さなくて良いツールなどを使うことも考えてみましょう。
仮面浪人に失敗したときに悲惨
あなたが高校生だったとき、友達の受験結果が気になって聞いたりしましたよね?
それと同じで友達に打ち明けていた場合、悪気はなくとも気になって結果を聞かれる可能性があります。
そのときにあなたが自身を持って「受かった!」と言えれば何も言うことはありませんが、もし残念ながら失敗していた場合あなたも言いづらいでしょうし、それを聞いた友達も反応に困るかもしれません。とにかくお互い気を使う可能性が高いです。
わざわざ気まずくしたくはないですし、友達なら気のおけない関係でいたいですよね。
こうるとなかなか気まずいです・・・
もちろん打ち明けることもアリ
それでも打ち明けたい・・という方、もちろんOKです。打ち明けた際のメリットと言えば、
- 真摯に応援してくれる友人ができる
- わからないことを聞ける
- 打ち明けたことによって気が楽になる
などがあります。
真摯に応援してくれる友人ができる
大学の友達に打ち明けた際、それを受け入れあなたが受かるよう応援してくれる最高の友人がきっといます。
そしてその分あなたもやる気が湧き、必ず合格してやると言う気持ちになるでしょう。他人から応援されるのとされないのでは全く心持ちが異なると思います。
なんて言ってくれたら、それだけでも嬉しいですよね。
わからないことを聞ける
これはあまりないかもしれません。ですが、仮面浪人は基本予備校に通っている浪人生のようにわからない問題を質問できる環境が整っていないことが多いです。
もしわからない問題が出てきた場合にも、友達に聞くこともできますし友達の友達に聞いてもらうこともできなくはないかもしれません。
ですが、今はネットで質問もできるので解決策は無限にあります。
なーんて冗談を言い合ったりしていると楽しいですし、気分も紛れます。
打ち明けたことによって気が楽になる
誰にでも後ろめたいことはあります。僕もそうです。
しかし、もしあなたが仮面浪人を後ろめたいことだと思っていて、それを打ち明けた場合はつっかえが一つ取れたように感じるでしょう。仮面浪人は精神的にもかなりしんどいので、なるべく心に負担をかけないほうが良いです。
信用できる友達に打ち明けるのも良いかもしれません。
移動後の大学でもなんの心配もない
仮面浪人をしている人がいざ別の大学に入り直したとき、その大学の人には仮面浪人を隠したりすることがあるそうです。が、別にそんなことをする必要はないと思います。
僕も初めはただ単に浪人していたと言おうと思っていたのですが、僕の場合ウソを付くことが下手なのでいつか必ずばれると思いすぐに仮面浪人をしていたと白状しました笑(別に問い詰められたとかではないです笑)
仮面浪人でも友達はできるか
できます。仮面浪人をしていたなんて本人以外はどうでもいいことです。他人はなんとも思っていません。
特に大学入学のはじめの課題は友達作りだと思う人が大半だと思います。よく考えてほしいのですが、友達作りについて心配しているのはあなただけではないです。大学には他県から進学してきて知り合いが誰ひとりいないなんて腐るほどいます。
だから初めはどんどん自分から声をかけていきましょう。遠慮する必要なんてないですし、この人とは合わないと思えば別の人と話せばいいだけです。逆にグループが固まる前にいろいろな人と関わっておかないと後々しんどくなります。
これは仮面浪人関係なく当てはまりますが、人から話しかけられるのを待っている人は基本そのまま誰も知り合いができないということになりがちです。これは移動前後の大学で起こっているように感じました。もちろんサークルなどではともだちはいるかも知れませんが、授業など学部で集まっているときにはずっと一人でいると言う人がちらほらいました。
別に一人でいることが悪いというわけではありません。僕も一人で行動したほうが気楽なので好きですが、流石に大学4年間を一人で過ごすのはキツイです。そのため友達がほしいという方は絶対に自分から話しかけに行くことをおすすめします。別に怖いことなんてありません。寿司屋で板前さんに直接注文するようなものです。
とりあえず友達作りに関しては怖がらずに自分からどんどん行きましょう!
教授からも何も言われない
友達以外にも先輩や教授など様々な人と関わると思いますが、そのような人たちからも何も言われません。というか、友人以外には仮面浪人を暴露しなければいいだけの話です。バレたときに冗談めかして話せばなんの問題もなく終わりますよ!
仮面浪人をしている人、仮面浪人を経て今の大学にいる人は自分からは話さないだけで意外と多いです。大学にもよりますが、仮面浪人サークルがあるほどです。(入るのはあまりおすすめしませんが・・・)もしかしたら仮面浪人仲間や仮面浪人経験者に出会えるかもせれません笑
前の大学の友人との関係を切る必要はない
前の大学の友人とは以前と同様に仲良くすればなんの問題もありません。もちろん大学も学年も変わるのでなかなか会えなくなってしまいますが・・・
それでも仮面浪人を選んだあなたへ
「それでも仮面浪人をする」と決断したあなた。その意志を強く持って受験に挑んでほしいです。
大学は本当に楽しいところです。ですがその分もちろん誘惑も多いです。その誘惑に負けずにどれだけ効率よく勉強できるかが合否の分かれ目だと思います。とにかく仮面浪人には時間がないので、限りある時間をどう使うかが合否の分かれ目となります。通学中の勉強はもちろんのこと、気を緩めることなく受験勉強に励みましょう!
もし仮面浪人をやりきったならどのような結果であっても自分を労ってあげてください。そしてストレスが無くなったでしょうから思いっきり好きなことをしてください。仮面浪人という辛い道を歩んだあなたならきっと新たなステージで心から楽しむことができるでしょう。
もちろん仮面浪人が絶対にあなたにとっていい選択とは僕にも言えません。しかし、自分で選んだ道ですからどうなっても結果を受け止め、その後どうするかを考えることが大切です。
仮面浪人をする方には辛いことが多いけど頑張ってやりきって、仮面浪人を終えた方にはお疲れさまでしたと心から言いたいです。
以上、仮面浪人経験者からでした!
仮面浪人のメリット・デメリットはこちら!